【1】アソール・フォーリーvs高田伸彦(1983/08/13 カナダスタンピート・グランド・ビクトリ・パビリオン
高田伸彦のテレビデビュー戦だ。アソール・フォーリーという選手は記憶になかったが、線が細いがなかなかいい選手だ。チキンウィングフェースロックを高田にかけていた。フィニッシュは少し崩れたがジャパニーズ・レッグ・ロール・クラッチで高田が勝利。
【2】武藤敬司vsトニー・セントクレアー(1985/09/18 福岡スポーツセンター)
巧者のトニー・セントクレアーに対して新人の武藤が果敢に挑む。全然見劣りしない戦いだ。すでに側転エルボーやラウンディング・ボディー・プレスを決めている。最後はローリング・クラッチ・ホールドでトニー・セントクレアーが勝ったが、新人の武藤の技をうまく引き出すトニー・セントクレアーの妙味が光る。トニー・セントクレアーが引き出さないでも自ら光を発する武藤の試合運びには天才の片鱗がうかがえる。
【3】橋本真也vs蝶野正洋 (1987/03/20 東京後楽園ホール)
ゴツゴツしたヤングライオンらしい熱戦だ。第3回ヤングライオン杯決勝戦だ。こうしてみるとやはり闘魂三銃士の中では武藤が2歩も3歩も先を行っているのがよくわかる。
【4】山田恵一vs船木優治 (1987/12/27 両国国技館)
ともに骨法の技を交えての激闘だ。
山田恵一の表情がとてもいい。彼は前進を覆うコスチュームを身につけてマスクをかぶっても感情が表に出るが、素顔でも表情がとてもいい。アントニオ猪木の弟子の中では一番だろう。
【5】馳浩vs安田忠夫 (1994/02/24 日本武道館)
安田忠夫のデビュー戦だ。うまく馳浩がリードしている。安田忠夫のデカい身体は魅力的だ。それだけで絵になる。ギャンブルに溺れなければいい選手になれたのに・・・。
【6】小島聡vs中西学 (1994/03/24 京都府立体育館)
中西学のバックドロップやジャーマン・スープレックスが迫力があっていい。
フィニッシュとなった技。小島聡にこんな技があったのかあ~
【7】永田裕志vs藤田和之 (1996/11/01 広島グリーンアリーナ)
藤田和之のデビュー戦だ。悪く言うとふてぶてしくて初々しさがない、よく言うと堂々とした貫禄ある表情の藤田和之。プロレスの枠に収まりきらないスケールの大きさがすでに見えている。後に総合格闘技に活動の舞台を移すのも納得だ。
【8】真壁真也vs棚橋弘至 (1999/11/01 広島サンプラザ)
100年に1人の逸材、エース棚橋弘至が黒いショートタイツに黒いシューズでリングに上がる。後の彼の活躍からは想像がつかないくらい地味だ。