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人類は次のトレードオフの中で生きてきた。
①目立ちすぎて反感を買うと共同体から放逐されて死んでしまう
②目立たないと性愛のパートナーを獲得できず、子孫を残せない
そして、「劣った者は報酬」で、「優れた者は損失」ということが進化上、生き延びてきたのだ。
キャンセルカルチャーが広がる理由もここにある。
バカは自分がバカであることに気づいていないという実験結果が面白い。
日本人のおよそ3分の1は「日本語」が読めない。
日本人の3分の1以上が小学校3-4年生以下の数的思考力しかない。
パソコンを使った基本的な仕事が出居る日本人は1割以下
という調査結果には驚いたが、考えてみると当たり前だ。
「愛は地球を救わない」という章では、愛のホルモン=オキシトシンは、「内集団贔屓の郷党的な利他主義者にする」効果がある、とのことだ。
PART Vのすべての記憶は「偽物」である、は驚いた。
アメリカでは、その結果、幼児虐待されたという偽の記憶を作られ、子が親を訴える、ということが起こっていたそうだ。
これはとても恐いことだ。