■夏川草介(原作)
■石川サブロウ
■神様のカルテ2
■出版社: 小学館 (2011/8/25)
■ISBN-10: 4091840477
■ISBN-13: 978-4091840479
■発売日: 2011/8/25
ストーリーは、原作を忠実に漫画化しているが、原作よりもずっといいのは、やはり、石川サブロウがプロの漫画家として長い間活躍しているからだろう。
現代日本医療の矛盾点を指摘しているのだが、そんな現実の中で悲観せずに楽観的に精一杯生きようとする人々の姿がいい。生や死が現実生活から遠くなったのが今の日本だが、本書を読むと、人生の本質的な部分をあらためて気づかされる。
だが一方で、医師や看護師を支える制度を作っていかないと、医師や看護師個人の努力に頼る現代日本の地方医療は破綻するなぁ、と思った。