haruichibanの読書&視聴のおと

読書メモや映画やテレビ番組視聴メモです

さいとう・たかを『ゴルゴ13』第635話『激突・トレーラージャック!』(『ビッグコミック』2024/02/10号)

 

Kindle

 

紙版

 

『激突・トレーラージャック!』(2024/01作品)(脚本協力 ながいみちのり) (『ビッグコミック』2024/02/10号)

 

依頼者:不明

ターゲット:不明

依頼金額:不明

殺害場所:記載なし(アメリカ・ハリウッドか?)

殺害人数・相手:車3台に乗った男達9人(1台に3人乗っているとして) ヘリコプター1機(2人)

 

サミー・スズキはスタントをこなし監督も主役もこなす役者だった。

しかしスタントで失敗し怖くなってしまい、

「スタントに”意味”を問い始めたら終わりだ。CGで事足りるこんなリアリティーのない絵空事に・・・!!」と叫んで、役者をやめる。

 

その後は大型トレーラーの運転手をしていた。

 

ある時、トレーラーを止めていたところ、一台のバイクを三台の車が追いかけていたところに出くわす。

バイクの男はゴルゴ13だった。バイクが転倒し、トレーラーに乗り込む。

自分のトレーラーを奪われたサミー・スズキは運転席に乗り込む。

 

ゴルゴ13は、トレーラーを使って追跡する一台の車を吹き飛ばす。

ゴルゴ13の懐に拳銃があるのを見たサミー・スズキは、運転を替わると言う。運転をサミー・スズキが、射撃をゴルゴ13が担当するのだ。

 

ゴルゴ13の射撃で運転手の眉間を撃ち抜き二台目の車が横転し、残った一台が突っ込んだ。

 

そこに上空からヘリコプターが襲ってきた。

 

トンネルを抜けたところで、ヘリコプターが待ち構えていた。ゴルゴ13パイロットの眉間を撃ち抜きヘリコプターが墜落した。

 

追っ手から離れた二人だが、トレーラーのブレーキが故障した。

ゴルゴ13とサミー・スズキはトレーラーから出てトレーラーのカプラからキングピンを外しトレーラーの車両部分と後ろを分離した。

ロープがサミー・スズキの脚に絡まったが、ゴルゴ13がサミー・スズキを救った。

 

生きていることを実感したサミー・スズキは「また転職だ・・・・いや、復職かな。」とつぶやく。ゴルゴ13は夕陽に向かって去って行く。

 

CGやAIによってスタントマンの仕事は減っていくだろう。

サミー・スズキはそんな思いを抱いて俳優を辞めようとしていた。

そこに偶然、ゴルゴ13と出会い、ホンモノのカー・アクションや銃撃を見て、また映画に戻ろうと決意する。

ゴルゴ13の射撃を目撃されたが、ゴルゴ13は、彼を殺さず命を助けて去って行った。

サミー・スズキを信用したのだろう。

なぜゴルゴ13が追われているのか、背景は何もわからない。

スピルバーグ監督の『激突!』をオマージュしてる。アクション・シーンが秀逸な作品だ。