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宗 由貴・監修 鈴木 義孝・構成 (著) 『「強さ」とは何か。少林寺拳法創始者・宗道臣70の言葉 (文春新書)』文藝春秋 (2012/05/18)

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■宗 由貴・監修 鈴木 義孝・構成 (著)

■「強さ」とは何か。少林寺拳法創始者・宗道臣70の言葉 (文春新書) [新書]

■出版社: 文藝春秋 (2012/05/18)

■ISBN-10: 4166608606

■ISBN-13: 978-4166608607

■発売日: 2012/5/18

 

 

 新書サイズで読みやすい少林寺拳法の本が絶版になっていたので、待望の新書版だ。

 少林寺拳法の創始者である宗道臣が生前に行った講演(開祖法話)と開祖の生涯をまとめた本だ。少林寺拳法の技術的なことは書かれていない。開祖法話は、その講演を実施した社会情勢や少林寺拳法を巡る時代背景がわからないと、完全に理解することは難しいかもしれない。

 少林寺拳法経験者や入門して少し経過した人にはお勧めの本である。一方、まだ少林寺拳法を知らない人や、武道に興味があり、何かやってみたいが何をやってみようか、と迷っているような人には、本書を読んでも技術的なことがわからないので、少しもの足りないかも知れない。

 少林寺拳法の教えや思想の一端を理解するには、今、手に入りやすい一般書籍としては、最適の本だ。