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『俺のプロレス vol.05 検証激動の1983年 昭和プロレスビッグバン!』扶桑社(2023/09/23)


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1983年のプロレス界をテーマにしたムックだ。

 

スタン・ハンセン、ドリー・ファンク・ジュニア、初代タイガーマスク前田日明天龍源一郎新間寿谷津嘉章ザ・グレート・カブキ川田利明ターザン山本、小佐野景浩、ダンプ松本徳光康之の13人の話と、その話の背景記事が載っている。

 

タイガーマスクが引退し、ザ・グレート・カブキが逆輸入され、前田日明が帰国し第1回IWGPが開催され、週刊プロレスが創刊し、新日本プロレスでクーデターが起こったが竜頭蛇尾に終わり、テリー・ファンクが引退し、維新軍が結成された年だったのだ。

 

その頃リアルタイムでプロレスを見ていた私としては感慨深いものがある。

 

ヨーロッパチャンピオンとして帰国した前田日明のキャッチフレーズに、「12種類のスープレックス」というのがあったが、どの12種類なのかわからなかったが、本誌で写真のように書かれていてようやくすっきりした。


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ペイント、毒霧、トラース・キックを武器に活躍したザ・グレート・カブキが日本に逆輸入されたのが1983年だった。その後、カブキをベースにした人レスラーが続出したことから、ザ・グレート・カブキの凄さがあらためてよくわかる。

 

プロレス雑誌が週刊化されたのが1983年だったこと、週刊プロレスが嚆矢だったのは驚いた。

その後、週刊ゴング週刊ファイト、週刊ビッグレスラーと続いた。この4誌については、書店に行って面白そうな号は買っていたのでなじみが深い。

週刊ザ・プロレスは知らなかったなぁ・・・。


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ジャイアント馬場アントニオ猪木が衰え、ジャンボ鶴田天龍源一郎ザ・グレート・カブキ藤波辰巳長州力佐山サトル前田日明らの新世代に移り変わる歴史の転換点が1983年だった。

 

こうしてみるとプロレス界は1983年に大きく変化した、とあらためて思った。